アルミフレーム、とにかく改造

旧式ビッグサイズ・フルサスフレームを活用し、正反対?スモール・リジッドフレーム化できるかどうか!???

平成14年の記録

たまに寄る自転車屋さんの片隅に、回収業者行きを待つアルミ合金フレーム(フルサス)が・・・。溶接練習用のパイプに使えるなあと思い、前三角だけをもらい受けることに。後日、じっくり眺めていると、このままビード置きの練習だけの材料にするのはもったいない!後三角を自分で製作し、走らせて見ようではないか!と分不相応の欲が湧いてきます。

さらに、どうせやるなら、遊び自転車、それもトライアル界でこれからの主流になるであろうショートリアセンター(目標390mm)、かつ、フレームサイズ300mm以下に挑戦してみよう!!ということになりました。

とりあえず、トップチューブもシートチューブも写真のようにカット、ビード部はヤスリで削り落とし、リアサスピボット部を金ノコで削除します。

でも切り落とすや、左のごとく大穴が出現し、ヤバイと必死で、2mmのアルミ板を穴の形にカットし、リブを研削削除後、Tig溶接で蓋をしました。このフレームのBB部分はロストワックス法・・・で作られた鋳造品かなと一人思ったものです。違うでしょうか?


帯ノコでヘッドチューブからトップチューブを一気に切り落とし。後の溶接のため、ヤスリで丁寧に下地を整えます。
なんとかトップチューブは付けました。

後三角のパーツ類もボチボチ段取りしてます。チェンステー、シートステーはベンダーで曲げ、チェンステーだけはその後、バイスにて楕円(但しいい加減)」加工をしました。図面どおりにいかないことが身にしみて解かってきたため、以後いい加減を更に推し進めた工法にて実践あるのみ!

次はエンドをどうするか? トラックエンドでノーディレーラー、一枚ギアF20×R17のみでいこか?脱着式の廉価版エンドを付けようか、悩みます!? 
シートチューブ長は315mmを表示していますが、トップをもう少しカットして200mm台にする予定。

BB下がりは何んぼにしようかな?0mmは極端やし、10mmに。
本体の材質は、アメリカメーカーの量産品でも中級だからイーストン製のA7005?とか希望的に思ったけれど、6061なんかの6000系でしょう。 片やこちらで用意できた展伸材は、溶接性の良いA5052PそれもH34の加工硬化材ときております。溶加棒は、A5183ひと手・・・・。まあ、外観だけでもできれば成功という気で、始めることにしました。 これには、あきれてモノも言えんという御仁もおられるでしょう!?

生まれて初めて、ティグ溶接機なるものでアークを出したのが、一年ほど前のことです。誰も教えてくれる人がおらず、とにかく我流でやってました。なかなか上手いことできません。でもその内、平板上ですが、紋々のビードが出てくれました!このときの嬉しいこと。でも、昨日の結果が今日は出ないという大変デリケートなアルミ溶接と貧弱な技量の私のこの関係!?     なかば、「まぐれ溶接」と云うのがが本当のところ!

一向に上達の兆しが見えない。 ワラにもすがる思いでダイヘンテクノスの初心者講習会を受けることに。その結果、得るものは大きかったのですが、以後、精進していない、素質がない、それとも欲がついてきたのか? ある線を越えれません。その後、上級コースも受講しましたが、「もう限界!」の域が自分でもわかります。「もう溶接技能の深追いはしまい」と決めました。

また調子に乗って、Al合金の溶接施工管理技術者の講習会(神奈川県川崎市で期間1週間)へも参加しましたが、内容の濃さにビックリ仰天! おまけに出席者の所属を見たら、鉄道車両メーカーや艦艇メーカーなどの技術者ばかりで、キンタマが縮みあがりましたね。 生徒学生時代、遊びほうけていた身と頭には、たいへん堪えました!


以後は欲を出さず、楽しむtig溶接を心がけことにしました!

初期の頃の練習。なんと下手なこと!

ちょっと溶接作業は休憩し、エンド製作(アナログフライス盤、エンドミルで切削)や各パーツ端部の手仕上げ等、来るべき溶接の段取りなどなど。

今すぐにでも溶接して、とにかく完成させたいという衝動を抑え、うまいこと行ったら、どんなんになるんかいな?と定盤に置いてみます。
TAKのFフォークを付けてみました。まだまだ関門はありそうで、ため息が出ます。リアセンターは395mm。
BBダウンはプラス10mmかな?これも無事できれば・・・の話ですが。芯出し、溶接、ブレーキ台座溶接、BBタップ立て・・・・楽しいハズの遊びが苦痛に・・・!?
金ノコで、静かに丁寧に、エンドのハサミを切り込みます。出来るだけ隙間を作らず、密着するくらいの精度を!と言うことですが、全く無理のひと言!
本当にいい加減なこと。切りすぎたものは元へ戻らない。そしたら、詰め物をしよう。

アカンとわかっていても、やってしまいました。
アクスル・ジグ?を取り付け、最良の状態でハマルまで、ヤスリがけであわせます。これ、もろに超アナログ作業。ほんま、人に頼まれても絶対に引き受けません!自分のことやから出来るのでしょう!?
難しいこと! もう止めやっ!と言いつつ、ひつこくアークを出し、オゾンの臭いも辛抱します!?
なんとか、後三角を合体させれました。しかし、込み入ったところの溶接は何と難しいことか!  何度も電極の研磨をやらなくてはなりません。

結果、ゴテゴテになってしまいました。

この期に及んで、ウロコビードは諦めました。非常に悔しい反面、プレッシャーがとれて、気楽なこと。
結局、リアセンター405mm、シートチューブ299mm!、BBダウン10mmに収まりました。


クランクは175mmの不用品を切って溶接して試験的に165mmに短縮。
リングガードはエンドの材料のあまりを旋盤でええ加減に削って、穴あけて出来上がり!

その他、有りあわせのパーツをつけて、ほぼカッコだけは完成!あーしんどかった!!?


さて、屋内にて秘密の試乗と相成ります。

机上ではわかっていたつもりやけど、非熱処理材のA5052(加工硬化具合不明)は熱処理材とは比べモンにならないことがようわかりました。

こんなことで、エンドが変形し、もともと狂っていたリアホイルのセンターが、更に狂ってしまいました。
 
これで秋の試合に参戦できるかな!なんて思ったりもしたのに、またまた壁が・・・!

でも生まれて初めて、こんなのを作れたということで大満足!!

というのも、当初は
とりあえずカッコだけを作ろうというコンセプトでしたから・・・。




じてんしゃ好きの丁稚君も満足気!?
 
 
 
 
 


若い人に大仙公園で乗ってもらいました。

自転車が往き返ったみたいに感じられます。

「リアが軽すぎて回りすぎる?」という感想には、うんん〜・・・!?
みなさん、好奇心が旺盛らしく、何の抵抗もなく乗ってくれます。

サイクルショップの店長さん!

いきなりフロントアップからウィーリーとは、作者にとっては嬉しい!!の一言!!!!

ほんま、いろんな方の協力を得てここまでたどり着けました。 ありがとうございました。 ほんま、人の和はありがたい!!!   




                            
 寄り道


せっかく時間かけて用意したTigセット、もう仕舞うのには惜しい。何か付けて遊ぶもんはないかな?と周りを探すや、使い道のない長いクロカン用のステムがありました。適当に切って開先を入れ、仮付け、修正、本溶接と相成りました。でも、こんな簡単そうに見えることでも、なかなか上手いことできません!!

ステム短縮




岐阜で大先輩と遭遇!

岐阜県ドンマイトライアル道場の試合に参加時、左のえらいものを見てしまいました。

11台、今までに自作したとのこと!全く頭が上がりません!!!

アマゴやイワナの生息域での試合は、とても気持がいいものです。また、皆さんの雰囲気がこれまたいい!!


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