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2つの熱源(レーザーとアーク)の組み合わせ方を調整してハイブリッド化することによって、低入熱、深溶け込み、高速性の特長を保ちながらギャップ裕度や施工誤差裕度に優れた溶接を実現できる。
レーザー光のエネルギー密度は、アークと比べて桁違いに高い。このため、低入熱で幅が狭く、深い溶け込みの溶接が高速度で可能という特徴がある。一方で、ギャップ裕度や施工誤差裕度に対して厳しい制約があり、被溶接物の形状精度や組み立て精度を厳しく管理することが必要となる。これに対して、MIG溶接は、入熱に対する溶け込み深さ、溶接速度の点でレーザー溶接に劣るが、ギャップ裕度や施工誤差裕度など施工法は非常に優れており、広い分野で多く利用されている。
P23 6000系アルミニウム合金 Al-Mg -Si 合金
熱処理によってMg2Siの微細な粒子を析出させることによって強度を向上させて使用している。MgおよびSiはおよそ320℃以上ではマトリックス中に固溶しており、今度の低下とともにMg2Siとなるが、冷却速度が遅いと大きな析出物となり、強度向上への寄与は小さい。そこで、押出しあるいは溶体化処理後に急冷して固溶MgおよびSiを残した後、微細なMg2Siとする熱処理(時効処理)を施している。
溶接などによって320℃以上に再加熱されると微細なMg2Si析出物はマトリックス中に固溶するが、冷却過程で大きな析出物となり。強度は低下する。したがって、溶接入熱を小さくして320℃以上になる領域を小さくすれば、溶接として継手効率を向上させることができる。
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